シティバイクで行く北摂ライド

和歌山の紀南名物とサイクルトレインを体験しにいった のんびり癒しライド

早朝
まだ夜も明けていない中、車に愛車を積み込み
国道168号線を走る私
今回はソロで紀南を走ろうと計画

今回の目的は大きく3つ
那智勝浦のまぐろ丼
きのくにサイクルトレイン
川湯温泉の仙人風呂

自転車で走るにはちょうど良い距離なので
のんびりとサイクリングを楽しませて頂きました。


[極寒!手足凍る熊野川]

7時頃に熊野本宮大社へ到着。
ここをデポ地としてスタートします。
この時の気温は2℃
山間部だけあって寒さがグンを抜いてました。


まずはスタート記念に大鳥居大斎原
少しわかりづらいですが
左右の畑の白いのは全部霜ですマジ寒かった


ボクタチハサムイカラポケットノナカヘ
ヒナンスルネ


新宮市に向かうので国道311号線方面へ向かいます
寒すぎるのか辺り一面霧と霜だらけ
カイロを仕込んだにも関わらず
手足は千切れるように寒かった.........


国道311号線から国道168号線へと戻り新宮市目指して
ひたすらペダルを回します
瀞峡のジェット船乗り場を越えて少しすると
田長トンネルがありここは迂回する為に右へ渡ります。
そして暫く道なりに走ると前回の分岐点へ辿り着きます
この道を右に行けば去年走ったライドオン373のコースです
今回は新宮市へ向かうので左へ向かいます


日が昇ってくると霧も晴れて気温も上がってきて
なんとか手足の冷えはマシになってきました。
国道168号線はひたすらに川沿いを走る道なので
退屈します。
なのでフランシュシュの曲をかけてテンションを
上げながら向かいます。
ちなみに私の特にお気に入りの曲は
追い風トラベラーズ
激昂サバイブ
佐賀事変
目覚めRETURNER
Never ending saga
フランシュシュ以外も入りましたが
最近はずっとこの曲を聴いていますwww


新宮市を抜けて国道42号線を走り出すと
ずっと海岸線を走ります。
先ほどと違い開けた景色なのでとても気持ちよく
走れました。

[那智の滝&妙法山阿弥陀寺ヒルクライム]

国道42号線を南方面へ走りJR那智駅まで来たら
「那智の滝」の看板があるので標識に従って右へ曲がれば
那智の滝ヒルクライムの開始です。


初めは平坦で2キロほど進めば
少しづつ優しく斜度が上がってきます。


那智の滝まで半分ぐらいまで来ると右手に
那智勝浦では有名な「那智ねぼけ堂」が見えます。
黒飴や鈴カステラだけでなく
ソフトクリームや食事もできる
ドライブイン的な存在。


ハイキングコースにあたる大門坂入り口
杉の森の中を石階段で登ります。
雰囲気のある写真を撮れることから
人気の場所でもあります。


ヘアピンカーブが現れたら那智の滝まであと少し
ヘアピンカーブ特有の斜度の強さもここでは
特に感じれないほど斜度は平均して緩やかです。


お店が見えてきたら右手にあるのが
那智の滝の入り口である鳥居
今回は先に妙法山阿弥陀寺へ向かうので
そのまま登り続けます。


滝の入り口を過ぎれば左右にお土産屋さんが
軒を連ねており道を横断する人が多いので
歩行者に気を付けながら登ります。


那智山観光センターを過ぎるとこの景色w
ここからはずっとこんな感じです。
ある意味慣れ親しんだ景色なのと
斜度も緩やかなまま最後まで行くので
ゆったりと登れて落ち着きます。


那智勝浦見晴らし台にある観音様
那智勝浦町を見守ってくれています。


那智の滝からは妙法山阿弥陀寺までは6キロ
見晴台からはあと3キロになっています。


右手に大きな卍が見えたらゴールです。
分岐を右に曲がれば妙法山阿弥陀寺の駐車場です。


この駐車場からは海を一望できとても良い景色です。
以前に373さんと来た時から気に入っている景色です。
そしてWAKAYAMAモバイルスタンプラリーの
山岳ポイントでもあるのでもちろんスタンプもGETして
いきます。


今回は阿弥陀寺の中へお参りする事にしました。
石段の前には杖も用意されていました。
コケも多く生えているので足元にはご注意を。


大宝三年開基  真言宗
黄泉の国への入口として古来より信仰を集める
歴史あるお寺です。


ひとつ鐘
人が亡くなるとこの鐘を撞いてあの世に旅立つと
言われ誰もいないのに鐘が鳴ると
誰かが旅だったとされるそうです。


阿弥陀寺でのお参りを終えて来た道をダウンヒルで戻ります。
もちろん先ほどスルーした那智の滝へ寄っていきます。


こちらも滝までは長い石段があるので
気を付けて降りていきます。
特にSPD-SLのシューズを履いている人は
転ばない様にしてください。


水量は前回より少し少ないとはいえ
その荘厳さは世界遺産に選ばれるだけある
迫力です。


祈祷木にこれからの自転車生活に安全の祈りを込めて
火にくべます。

[みんな大好きの まぐろドーン!!]

那智の滝を後にしてさらにヒルクライムした道を降って
国道42号線へ戻ります。
この時点で11時過ぎだったので
お腹はペコペコのペコリちゃん
三大目的地の一つであるお店はすぐ近くなので
ヨダレを垂らしながら向かいます。


まぐろの那智勝浦町でも屈指の有名店で
休日には大行列のできるお店です。


そしてこれがヤマキの名物

中トロどーん!!

黒マグロのトロを口いっぱいに頬張れる
贅沢な逸品でございまするヾ(≧▽≦)ノ


わさびとまぐろの油をごはんに流すように
特製タレをたっぷりとかけて頂くのがヤマキ流



中トロ丼と言っても大トロクラスも入っているので
最高で最幸で最口のどんぶりに
しっかりと癒されました(⋈◍>◡<◍)。✧♡

[きのくにサイクルトレインへ初乗車]

まぐろ丼を堪能した後は少し走ろうかと思ったのですが
紀伊勝浦駅が近かったのでこのまま新宮市まで
電車に乗って戻る事にしました。


紀伊勝浦駅から輪行袋に入れずに乗る事ができる
簡単に利用にあたる要項を挙げると

・きのくに線の普通列車のみ
・紀伊田辺駅~新宮駅の区間のみ
・終日9:00~終電まで
・事前予約や追加料金は不要
・輪行袋に入れる事なくそのまま乗車可能
・乗車の混雑状況によっては制限がかかる可能性もある
・電車内では固定器具等はないので予め用意するか手で支える事

「ほんまに大丈夫なのか」とオドオドしている私に
声をかけてくださり丁寧に説明やエレベーターの位置などを
教えて頂きました。
「アンケートも良かったらやってください」とQRコードの紙が入った
ポケットティッシュも頂き
このアンケートの結果が良好だったので実施試験から通年実施に
変わったそうなので乗車中にしっかりと答えさせていただきました。


エレベーターの車椅子が乗り降りしやすい設計が
自転車の乗り降りもしやすかったので
階段がある改札口でも楽に乗車できます。
(もちろん本当に必要とされている方を優先で)


ホームに到着
まさか駅のホームを自転車を押して歩く日がこようとはw
日常の中の非日常でなんか楽しかったです何言ってんだ
このあとすぐに電車が来てくれたので
すぐに出発できました。
(だいたい普通列車は30分に1本ぐらいでした)


乗車すると手すりのハンドルの位置ぐらいに
カバーが巻かれていました
どうやらここに引っかけてもいいよって感じみたいです。


海の見える区間もあるのがきのくに線の良いところ
本来走る区間を電車で楽々遊々に勧める事ができる
サイクルトレインって乗る前は漠然に
自転車そのまま持ち込めるだけって思ってましたが
輪行袋に入れて→担いで持ち運び→輪行袋から出して
のこの手間を考えて輪行するのやめるかって思うところが
電車にそのまま乗ってしまえ!って選択肢をすることができ
走力や体力のない方や輪行袋に入れるのが苦手や嫌な人でも
気軽に利用できるサイクルトレインの効果は本当に絶大だと
感じました。


新宮駅に到着です。
快適な電車旅をありがとうございました。

改札口も広めのほうから出ればそのまま通る事が出来ます。
そして改札口から出てすぐにサドルに跨る事が出来る!
本当に楽だ(*^^*)

[新宮市で少し寄り道]

新宮市まで思っていたよりもスムーズに来る事ができたので
少し寄り道をする事にしました。

新宮駅を出てすぐに向かったのが駅の真向かいにある
昭和25年創業のさんま姿寿司で有名な徐福寿司
さんま姿寿司は秋刀魚を使った押し寿司で
鯖や鮭の押し寿司とはまた違った味わいのあるお寿司です。
さんまの姿寿司と熊野牛の巻き寿司をお土産に買いました。


お土産を買った後は一年かき氷を食べれる氷屋さん
昔ながらの氷屋さんがやっているかき氷で
シンプルから生シロップまで扱う
夏には大行列のできる人気店です。

抹茶ミルク金時
思っていたより量の多かったかき氷に圧倒されながらも
冬に食べるかき氷もなんとも乙なものでした。


かき氷を食べた後は散歩ついでに
ここはWAKAYAMA800モバイルスタンプラリーの
スタンプ獲得ポイントになっています。


武蔵坊弁慶がどうどうと立っていました。
さてさて寄り道もここまでにして
熊野本宮大社まで戻ります。


帰りも来た道を引き返す形で国道168号線を走ります
当然ですが朝とは違いかなり暖かくなってるので
とても気持ちよく走れますし霧も晴れて
熊野川を眺めながら走ることができました。

[1年ぶりの仙人風呂]

無事に熊野本宮まで戻ってこれました。
ここで急いで準備をしてまた出発します。
そう川湯温泉に向かいます


熊野本宮大社から3キロ程なので
自転車でも15分ほどで辿り着きます。


去年も来たこちらの川湯温泉の冬季限定仙人風呂


橋を渡った先にあるのは川をせき止めて
プールを作り下から湧き出る温泉と
川の水で温度調整した完全なる天然露天風呂です


生き返る~
水着等を着用すれば誰でも入る事が可能なので
温水プール感覚で入浴できます。
前回来たときは夜だったので星空と共に楽しみましたが
今回はまだ日が落ち切ってなかったので
山をみながら楽しみます。
ちなみに周りからプクプク出ているのが温泉で
移動している時に川底から熱い温泉が出てくることが
あるのでご注意を。

オンセンキモチイイネー
サイコウダネー

三大目的を無事に回収する事ができたので
今回の紀南ライドをここで終わりとします。

[終わりに]

今回のライド実はソロでこれだけ遠出するのは一応初めてだった
のでちゃんと走れるかどうかは不安でしたがなんとか
目的を達成する事ができました。
今回の一番の収穫はやはりサイクルトレインでした。
国道42号線の海岸線沿いを走るきのくに線
この道は海が見えているうちは走るに気持ち良いのですが
飽きがきやすいのと車通りが意外に多い事
そして距離が結構長い
この区間を手間なしで電車に乗れるメリットはやはり多いと
思います。
サイクリング王国わかやまの全路線でこのような動きになってくれば
もっとやれることが増えて楽しみも増えるだろうと感じたので
これからも和歌山にはガンバって頂きたいです。


最後にお土産で買った
さんまの姿寿司と熊野牛の巻き寿司
どちらも絶品のお寿司なので新宮市に行った際は
是非とも食べてみてくださいね。



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