和泉葛城山7葛チャレンジ(事前情報編)

和泉葛城山

それは大阪と和歌山の県境にある山脈で
、ブナ林が国の天然記念物に指定されており
金剛生駒紀泉国定公園に指定されている
ハイキングでも有名な山です。
奈良と大阪の県境にも大和葛城山がありますが
今回は和泉葛城山です。



関西のヒルクライマーなら
知ってる方も多いでしょうが
和泉葛城山は頂上まで7つのルートがあり
そのどれもが1本走れば大満足の
屈指のヒルクライムコース
情報はこちらで。

◆7葛チャレンジ

7葛とは
大阪側4ルート(犬鳴、蕎原、塔原、牛滝)
和歌山側3ルート(神通、粉河、中尾)
計7ルートを1日で踏破する事を言います。

ちなみに7ルートを完走した場合、
多少の誤差はありますが

総獲得標高4,600m 

総走行距離127キロ

となっており数字だけみても
過酷さが伝わると存じますw
つまり和泉葛城山7葛とは
関西のヒルクライマーの中での
良く言えば一大チャレンジ
悪く言えば狂気の沙汰
まさにセルフのThe PEAKSです!!
(The PEAKSの情報はこちら)

因みにですが有名な
関西ヒルクライムTT難易度表でのランクは
中尾ルート:S
蕎原ルート:S
粉河ルート:A
犬鳴ルート:A
神通ルート:A
牛滝ルート:B
塔原ルート:B
となっております。

次からは私が何回か和泉葛城山を
登った上で知りえた情報を纏めてみました。
間違いもあるかと思いますが
そこは指摘していただきますと助かります。

◆スタート地点まで

7葛するにあたり
スタート地点をどこにするか?
コレは脚力による所,自転車乗りとしての
実力が大きく左右される所があり
自信がある方は大阪市内から自走して
サクッとクリアされて自走で帰っていかれます。
ですが私は自信も脚力も実力もないので
]車載して頂上の駐車場をスタート地点に
する事を決めました。
理由は2つ
1つ目は行き帰りが楽だから。
2つ目は補給食や水分を車に積んで
車をエイドポイントにできるからです。
7葛するにあたって曜日にもよりますが
補給できるポイントは結構少ないです。
ですので頂上の駐車場に車を停めて
そこを拠点とする事とし
他にチャレンジする方がいましたら
同じようにする事をオススメします。

駐車場ですが和泉葛城山から
近い所だけピックアップすると

頂上駐車場(左右に停める事ができます)


他に車を停まれる場所ですが
頂上付近ですと頂上から
中尾ルート方面に向かってすぐの所


ハイランドパーク粉河の駐車場
(こちらも左右に停める事ができます)


粉河バーベキュー場の近く


大阪側ですと

有料になりますが牛滝ルートの
スタート地点にある
四季まつりの駐車場



有料になりますが蕎原ルートの
麓にある渓流園地


和歌山側は
中尾ルートのスタート地点から
2キロ程離れた所にある

ちなみに頂上や他の駐車場まで
車で行くルートですが
・山上にある駐車場までは
 大阪側ですと「牛滝」「蕎原」(冬季は凍結通行止め)
和歌山側ですと「粉河」「神通」(一番良いのは神通)
 を推奨します。
他のルートは
「塔原」は道が狭く、路面も悪い、
「犬鳴」は倒木があり
「中尾」は勾配が強く道が狭い
    のでオススメできません。
山上以外は普通に通れる道ですので
気にせずにいけます。


車を持っていないかたは輪行でもいけますが
駅から各スタート地点まで
それなりに距離があります。
1番近い駅で大阪側は
水間鉄道水間観音駅、
JR阪和線日根野駅
和歌山側はJR和歌山線名手駅、
JR和歌山線打田駅
となっております。
荷物も増える+帰りがボロボロに
なってると思うので
余程ではない限り車載をオススメ致します。
もちろん脚力に自信のある方は別です!
ただ私は走り切る事のみを目標としているので
万全の状態で臨みます。

◆補給の現地調達

今回の7葛達成にあたっての
最大の要「補給」
何故重要なのか?答えは7葛終わるのに
だいたい9~12時間近くかかるから.....。
甘く見てる方や準備不足の方は
必ずハンガーノックや脱水症状になります。
ですので万全を期したい私は
水分と補給食を買い込み臨みました。
もちろん現地でも補給できない訳ではないので
その場所等を紹介します。


特産物等を販売しており
他にも自動販売機やトイレもあり
2階ではうどんやカレー等を
食べれる食堂があります。
(定休日火曜、9時~17時)


サイクルラックもあり



神通ルートのスタート地点にある
神通温泉ですが温泉だけでなく
食堂も併設されているので食事も可能です。
(毎月第3月曜日 11時~21時)
自動販売機もあるので水分補給も可能です。


蕎原ルートのスタート地点から1キロ付近にある
(定休日は水曜と不定休 11時~16時
ラストオーダー15時)
ここでは美味しいランチを頂けます。



中尾ルートのスタート地点から
2キロぐらい離れた所にある
(定休日火曜、11時~15時30分
(ラストオーダー14時)
こちらではブュッフェスタイルで
ランチを頂けます。



牛滝ルートのスタート地点にある
(年中無休 メンテナンス休が数日あり)
(朝食バイキング7時~10時 
お食事11時~21時(ラストオーダー20時30分)
サイクルラックあり、自動販売機あり、
無料の足湯もある
最大の休憩スポット


粉河ルートのスタート地点にある自動販売機


中尾ルートのスタート地点から
1.5キロ付近にある自動販売機


塔原ルートのスタート地点にある自動販売機


犬鳴ルートのスタート地点にある自動販売機


◆持っていった補給食

今回私が事前に用意した補給食は以下の通りです。

・マイプロテインのプロテインバー
・マイプロテインのプロテインチョコ
・ウイダーインゼリーのエネルギーレモン
・バランスパワー(カロリーメイトっぽいやつ)
・ライフブレッド(忍者パン)
・おにぎり
・水(2.0ℓ)
・塩分チャージタブレット
今回のチャレンジで怖いのは
ハンガーノックと脱水症状。
それに対応できるような
組み合わせにしました。
単体で高カロリーかつ食べ易い物と塩分を
補給できるものをチョイスしました。
長時間走っているとどうしても
口を動かすのでしんどく、
消化も悪くなるので
食べやすい物を選びました。
特に今回の秘策は
超高カロリーな保存食のでパン、
ライフブレッド
なんと言っても1個で
500キロカロリーも摂れる優れもの。
元々は保存食なんで5年も置いとけるから、
もし食べなくても非常食として
保管できます。
もしも気になる方がいましたら
株式会社サクセムを覗いてみてください。


不思議な力  忍者パワーで7葛達成間違いなし!!笑


 1個200円(直売所での当時の価格)


ちなみに気になるお味ですが
ご自身でお確かめくださいwww


◆その他(注意点と情報)

路面の悪さ
和泉葛城山をヒルクライムするにあたり、
ほぼ林道を走るので
路面コンディションはかなり悪めです。
基本的には大阪側はどのルートも悪く
和歌山側はどのルートもまだマシです。
ですがそれでも砂利、落葉、落石、枝、
樹木、穴ぼこ、
アスファルト割れによる溝、等
気をつけて走らないと、
落車もしくはタイヤのバースト、
パンクに繋がります。
 落石注意看板はそこかしこに。



冬場は凍結や積雪にご注意を。


ルートによっては車が通れないような
倒木もあります。


 これぐらいの割れはマスト


 これでも小さいぐらいの落石。


いきなり枝が降ってくる事もあるので注意


道の真ん中に蛇なんてのも当たり前です


 カーブの途中でグレーチングもありますし
ちゃんとハマっていないこともあります



雨の後だと落葉や木の枝も多いです


ダウンヒル
私は大嫌いなダウンヒル(下り)ですが、
世間的にはご褒美に区分される部類。
ですが和泉葛城山においては恐らくは
になると思います。

理由として
1.下る距離の長さ
   (1本8キロ以上、7葛した場合60キロ以上)
2.路面の悪さ
    (上記の全てに気を張らないといけない)
3.斜度のキツさ
   (ルートによっては20%以上の坂を下る為に
    スピードが出るためにブレーキを
     強く握る為に握力低下)
4.道幅がせまい
    (時期によっては車の通行が
    多くなるのでカーブの先には常に車がはみ出て
 こちらに突っ込んでくるぐらいの
     心構えでいましょう)
5.1~4による疲労
     (疲労による判断低下、注意散漫、
       落車リスクがかなり上がります)
       スピードを出しすぎると危険なのはいつも通りですが、
       どのルートも無理せずに下っている途中でも
      休憩する事を推奨します。無理は禁物だよ



岸和田ツーリングクラブ
和泉葛城山の頂上にある掲示板で記帳すると
岸和田ツーリングクラブにて紹介されます。

                                     
興味のあるかたは是非とも記帳を....。


トイレ
意外に初めて登った人が戸惑う
トイレ問題
(特に綺麗好きや女性の方は苦労されるかと)
和泉葛城山でアクセスしやすい
トイレは6ヵ所になります。
(数キロ離れてもいいならコンビニもあります)


1.頂上(虫も多くあまり綺麗ではない)


2.ハイランドパーク粉河
(一番利用されているがお店が
開いてないと利用できません)


3.渓流園地(蕎原ルートの途中にあり)



4.塔原バス停前(塔原ルートのスタート地点
    男女共用のトイレ)



5.四季まつり(牛滝ルートのスタート地点、
   施設の中にあり)


     
6.神通温泉(神通ルートスタート地点、
   お店が開いている時かつ
    建屋内なので一声かけたほうがいいですね)
チャレンジ時期
個人的には春(3~5月初旬)と
秋(10月~12月初旬)が良いと思います。
特にオススメするのは運動しやすい
3月と11月(寒くなく、暑くない時期)

オススメ時期以外は下記の
問題が多いからです。


1.路面の凍結(冬場は通行止めや、
積雪もあります)

2.寒さ.暑さ問題(標高の高さによる気温差、
   照りつける太陽等、体力を奪われます)
3.虫問題
   (夏場は走ってる時はもちろん
   休憩中も虫が飛び交うのはかなりの
   ストレスになります、もし虫が発生してる時期なら
    虫よけスプレー等の対策を)

他ですと雨が降った次の日も
避けたほうがいいです。
路面が濡れて滑りやすく、
木の枝や葉っぱも多く落ちています。

場合によっては霧も出ます。

結構当たり前の事ばっかり書き連ねましたw
次は7葛にチャレンジすると決めてから
取り組んだ事を書いてみます。
少しでも参考になればいいかな~と存じます。


コメント